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わたしのソファー

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モモちゃん



ちいさいモモちゃん (講談社文庫)

松谷 みよ子 / 講談社



「ちいさいモモちゃん」松谷みよ子

松谷さんの絵本は、子供が小さい頃、よく読んで聞かせた。
有名なモモちゃんシリーズをあらためて読んでみると、こどもの目の高さの世界で描かれている部分が
メインだが、お母さんの超個人的な内的世界が描かれている場面もあることに驚く。
最も頭に残ったお話は、庭で遊んでいたモモちゃんが突然倒れ、
その原因は「影」をウシオニに奪われてしまったというお話。
パパは病院に連れていくんだというが、ママは「影」を取り戻しに行かねばと、突然走っていった。
母親の直感と行動力である。
ママは難関を潜り抜け、モモちゃんの影を取り戻した。
モモちゃんは、パパに影をくっつけてもらって元通りに元気になった。
モモちゃんの影のお話は、とても怖くておもしろかった。


悟りの分析―仏教とユング心理学の接点 (PHP文庫)

秋山 さと子 / PHP研究所



「悟りの分析」秋山さと子

副題は、仏教とユング心理学の接点。
心理学というと、無意識とか影の投影とか、箱庭療法とか思い浮かべる。
ひとの心って、なにかと面倒で、あんまりこだわっても面白くないし、かといって無視もできない。
さっきのモモちゃんの影のお話にも共通する部分があるし、秋山さんの云う、もっとファンタジーが必要、
全体の意識を広めるべきということが、モモちゃんを読んでさらに理解が深まった。
印象深かったのは、夢のはなし。夢に導かれるということがおもしろい。
わたしが見る夢のパターンは、何種類かある。
例えば、抑えていた感情や事をあえて行うという夢で、それは無意識の解放なんだなあ、
自分で自覚できたということだから、なにか吹っ切れたなあ、と思う。
他には、これもけっこう多いのだが、少し先の未来の暗示を意味する夢。
それには、今の自分の状況を表す場面もあり、認めたくない厳しさを感じることもある。
でも、いつも爆睡しているので、あまり夢は見ない方だとは思う。
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by umih1 | 2012-02-18 21:32 | | Comments(10)

老後



おひとりさまの老後 (文春文庫)

上野 千鶴子 / 文藝春秋




上野千鶴子さんのベストセラーが文庫になっていた。

平均寿命が長い女性は、結婚してようがしてまいが子どもがいようがいまいが、
おひとりさまになる確率は非常に高い・・・という。
こころに抱える漠然とした不安を掬いあげたこの本、
やはりタイトルのインパクトに惹かれた人も多かったんではないか。

年金に期待ができない年代と、そうでない年代との考え方は違うなあと思った。
いくら女友達は必要云々といっても、生活できるお金がなければなあ・・・

このあいだテレビで、そういう内容の番組をやっていた。
ある70歳代女性をピックアップしていたのだが、独身の息子と二人で住み夫はなく、
自分の年金の中で約7万円お小遣いになるという。趣味のカラオケ教室などに使うという。
毎月7万円かあ・・・いいなあ。
苦労してきましたから、これくらいは頂かないと。と言っていた。
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by umih1 | 2012-02-12 21:56 | | Comments(6)

日の名残り




日の名残り (ハヤカワepi文庫)

カズオ イシグロ / 早川書房





カズオ・イシグロ 「日の名残り」

イギリスの執事が休暇の間に旅をし、今までの執事人生を振り返るという話である。

一人称で語られている。
そのため、読んでいる自分の感覚と、主人公である執事の感覚にズレが生じる。
まあ要するに突っ込みどころが満載なのだが、そこが面白いなあと思う。

執事としての品格に触れたとき、さて品格とは何ぞやと考えてしまう。
何年か前に品格本がブームになった。まったく興味がわかず読まなかったが、他人に品格をどうこういわれるほど暇じゃないというか・・要するに分をわきまえ、自分に恥ずかしくない生き方をすべしということか。
他人が嫌がることをしないということか。

最も秀逸なのは、風土の美しさ溢れる描写と、
お互いに心を寄せていた女中頭との再会と別れの場面である。
あくまでも執事としての一人称である文体から、溢れこぼれ落ちる想いが、
切ないという言葉では治まらない、人生のまるごとが目の前に現れるのである。

現わさない言葉で、現れる心情。
海辺の町の桟橋から見える夕陽は、執事としての人生の後悔を、
涙で流すには最適な場所であったろう。
素晴らしい小説である。
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by umih1 | 2012-02-06 22:03 | | Comments(10)

意識


人生に答えはない。って、聞いたことあるけど、
一体、人生の答えってどういう意味だろうね。

ただ、模索し続けることに意味のある問いは、あると思う。
それは、個人的なものでもあり、普遍的な意味もある。

シンドイ事に遭遇してしまった時は、いろんなことを考えてばかりいるけれど、
そういう時こそ、愛、に自分の意識をフォーカスしてみた方がいいんじゃないかと思う。

ドン・・・と落ち込んでも、すぐ、そういうことに気がついて、
少し楽になってきた・・・・・・かな? 
ほんの少し。
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by umih1 | 2012-02-05 23:40 | 思う事 | Comments(4)

オペラ座のドコモダケ



今日は、お菓子学校での実習製作の最終日だった。
あの、「オペラ」を作ったのだ。
ビスキュイジョコンド生地に、これでもかというほどアンビバージュ(シロップうち)をし、
別の席から聞こえる「センセ~シロップなくなりました~」という女の子の声に、
「若いと吸収するのが早いよね~」「いや、生地の話だから」「それ、イジケてる?」
と、長老3人衆(40代)はブツブツ言いながら腰を曲げ、必死に頑張った一日であった。
コーヒーまみれ、チョコレートまみれ、てんやわんやで出来上がったものの、
ここに写真を載せるほど、勇気はない・・・そんな厚顔ではないんです。
御興味のある方は、オペラで検索して写真をご覧ください。
美しいチョコレートグラサージュの輝き・・・
ダロワイヨさんが考案したとかなんとか。
フランスでは伝統菓子らしいのだが、実は初めて食べた。
濃厚かと思いきや、それほど重くなく、けっこう好きかも・・・

あと4回行けば終了。
来週からは、オリジナルのアントルメ作成である。(途方に暮れている)

今日、教室の女の子がドコモダケを持ってきてくれた。
ラニが大好きで、以前のドコモダケは跡形もなく崩れるほどのお気にいりだった。

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先週作ったホワイトチョコムース。
これは美味かった。

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ばあちゃんに食べさせたかったな~
結構、リキュールのきついお菓子とか、ウイスキーボンボンとか好きだったな。
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by umih1 | 2012-02-05 23:30 | おいしい | Comments(2)
Days of Wine & Dogs
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