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わたしのソファー

<   2010年 02月 ( 9 )   > この月の画像一覧

いろんな想いと、もの。




先週の日曜日は山形に行った。
ばあちゃんが入院していた病院は転院しなければならず、
ずっと受け入れ先をおばさんと相談員さんに探してもらっていた。
老人施設は100人待ちで結局入れず、老人向けの病院に転院できた。
ここなら年金で遣り繰りできるので、とりあえずホッとした。
その転院した病院に行って、書類にサインし、3階の明るい病室に行った。

部屋にばあちゃんはいなかった。おばさんとキョロキョロしていると看護師さんがきてくれて、
「転院したばっかりでー、寂しいんだべー。ベッドから降りようとするんだっけ。
危なくてよー、ナースステーションの脇さ、ベッド移しで寝せっだんだっけー。」
ありがとうございますーとお礼しいしいそこに行くと、口を開けてグゥグゥ寝ているばあちゃんがいた。
「ばあちゃーん。うみだよー。」
ぐらぐら肩を揺らすと、一度だけ薄眼を開けて、「あぁ、はーい」と声なしで返事をした。
「ごはん食べたばっかりだから、ぐーっすり寝てるんだべなー。」
と看護師さんが脇を通りながら言っていた。

ひとしきりばあちゃんの顔をなでて、話しかけて1時間、起きなかったけれど顔色も良くホッ。
看護師さんに挨拶し、そこを出て行った。

その後、ばあちゃんの荷物を撤去するために、借りている平屋の一軒家へ向かった。
おばさんの家から歩いて15秒なので、とりあえずおろしてもらい、ご先祖様たちの位牌を紙袋に入れ、
またおばさんの車でお寺様に行った。
前もってお寺様には、母の位牌以外の、ご先祖様の位牌を預かっていただくことを相談していた。
快く応じていただいたのでホッとしたが、さて永代供養となると、やはり高額を納めなければならず、
お金を貯めなくてはな~とため息がでた。でもこのご先祖様あっての自分なので、大切な問題なのだ。
自分の娘たちが嫁に行って自分が元気なうちに、なんとかしなくてはと思う。

それから、おばさんの家でお昼ご飯を御馳走になって(とっても美味しいうどんだった)、
ばあちゃんの家に戻り、一人でばあちゃんの必要最低限の衣類や大切なものを選別した。
翌週、廃棄業者に来てもらうので、どうしても捨てられないものは段ボールに詰めて自宅あてに送った。

母の着物やたくさんの古い写真を段ボールに詰めた。
思いがけず、母がよく着ていた服を目にした時、
私の誕生アルバムに添えてある母の手書きの文字や言葉を目にした時、
もう突然に目から水が落ちてきた。
何度もほどいた懐かしい青い毛糸。よれよれのその毛糸の、編みかけのストールがあった。
母は編み物が好きだったな。

ばあちゃんは戦争で苦労したから、やっぱり物は捨てられないんだ。
わかってたけど、たくさんの物がその時の匂いを吸い込んだままで、息苦しいほどだった。
ばあちゃんは頑張ってきたから、もういいんだ。
長年使ってきた物や、しまいこんできた物、ばあちゃんの物たち。
ばあちゃんはまだ生きているのにね。ばあちゃんの物たちは、もうばあちゃんに使われないものね。
ばあちゃんはまだ生きているのに。でもごめんね。家賃が払えないから。
私も死んだら物の数だけ悲しませるかもしれないから、あんまり物は増やしたくないな・・

ばあちゃんは徳のある人だ。自分が小さく見える。
天理教を篤く信仰していて、入院中突然、
会長さん(天理教の)にお納めできなくなっちゃったーと言っていたらしい。
転院先の病院では、年金で遣り繰りできるから、
少しでも余裕のあるときに会長さんにお納めしてもらうようにおばさんに頼んだ。
ばあちゃんは私に、天理教信仰を強制しなかった。
ばあちゃんは、そういえば何も私に強制しなかった。
ばあちゃんの徳が、私や子供たちを守っている。

ばあちゃん、ばあちゃん、ばあちゃん。


夕方5時の新幹線に間に合うように、駅までおばさんが送ってくれた。
その前に、おばさんの家で、娘さんともう一人のおばさんとお茶を飲んだ。
私はずっと、祖母を置いて父の所に来てしまったという負い目があったので、おばさんたちが少し苦手だった。
常に批判されているような気がして、会った時も表面的な会話しかしなかった。
でも、おばさんはつくづくと私の顔を見て言った。
「これで少し落ち着いたな~。・・・うみちゃん、大変だったな。・・・・あなた、随分苦労してきたものね・・・」
帰りの新幹線の中では、いろんな安堵感と長年耐えてきたことへの思いと、
おばさんたちの温かさに触れて、しばらくボーっとしていた。


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新幹線の中から撮影
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by umih1 | 2010-02-28 17:12 | 家族

コーヒーさんありがとう。



あぁ・・チョコレートが止まらない~
コーヒーをずずっと飲みながら、ひっさしぶりの休みをちょっぴり堪能。

ここ最近は帰宅が7時半ころで、それから晩御飯の支度をしご飯を食べるので、
お酒を飲んでしまうと寝てしまうから、プチ断酒みたいになっている。
犬の散歩は寒くて子供たちは行かないし、なんだよー結局わしが一番の労働者ではないかーぶつぶつ。
おまけに母さんの肩は鉄板のようだからと、ちっとも揉んでくれない。

大人って、大変だよなー。

高学歴でたくさんの資格を持つ新人は、最悪の面を見せつけて会社を辞めていった。
3週間で、たったの6日間しか来なかった。胃腸障害に始まり不眠症やら通院やら、結局無断欠勤が致命傷でやめてもらった。
期待していた翻訳はちっとも意訳できず、ちんぷんかんぷんな日本語なので結局私がやり直した。
13号の制服を頼み、試着後17号に返品交換するも、その哀れな制服は陽の目を見ず段ボールの中。

なんだったんだ。

人に教えるって、大変なんだよね。

またハローワークに求人を出したので、来週は履歴書の嵐であろう。
面接するのもめんどくさい。とにかく真面目な人がいい。

今日も出勤したくないので、午後から自宅で仕事をしようと持ち帰ってきた。
パソコンさえあれば出来るので、コーヒーや緑茶を飲みながら、ラニを撫でながら、イライラしないでできる。
さーお昼食べたら取りかかろうかな。
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by umih1 | 2010-02-27 12:11 | 思う事

ちっちゃな決意表明、のようなもの




過去や未来のことを考えるのはやめた。
ふとした時に心配したり後悔したり、「今」を無駄にしている。
今にだけ集中していればいいじゃないか。
そうしないから、不幸感、焦燥感、を感じるのだ。


人のことなんかどうだっていいじゃないか。
みなそれぞれ、定まったものがあってそう簡単には変わらない。
いちいち気にしていたら、じぶんがどこかにいってしまって、戻ってこれなくなる。
一生付き合うわけではないんだから。
一生付き合うのは、自分だけ。


自分の心が弱かったから、執拗に追い回されたんだ。
でも今は大丈夫。
世の中は、目に見えないことだらけだ。
だからあんなこともこんなことも、自分の心が招いたこと。
去年の神経症がでたとき、薬を飲んで怖い思いをした。
もう、ああいう薬は一生飲まないと決めた。
自分を治すのは自分しかないんだ。
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by umih1 | 2010-02-14 21:45 | 思う事

カエルが読む



朝方、夢を見た。

自分はお風呂にいて、身体を洗おうとしていて、伏せてある手桶を持ち上げた。
そこから黄緑色の小さな小さなカエルのようなものがぴょんぴょん跳ねてきた。
あー?めんどくさいな~と思いながら見ていると、少し大きくなってそれはそれは可愛らしいカエルになった。
もう、かわいくてかわいくて、きれいな色だな~と嬉しくなった。

そんな夢。




桜庭一樹 「少女七竈と七人と可愛そうな大人」

可愛い女の子の青春系かな?と思いきや、女の性みたいなもの、トロリとした感情の吐露、が面白かった。
私にとって、物語、物を語る、ぐんぐん読ませる作家はなぜか女性が多いと気がついた。
女を描くのは女の方が上手いし面白い。
ずっと前に文壇の大御所である某氏の小説を読み、その女の描き方に大変違和感を持ち、全部読んだ後ゴミ箱に捨てた。


佐野洋子 「役にたたない日々」

ひとことでは言えない。 
佐野さんの頭の中、少しだけ公開してくれた。
韓流にはまった箇所が笑える。そんな佐野さん好き。
100万回生きたねこ、彼の瞳はきれいな緑色。
私のPCの脇に置いてある。
表紙もカッコいいけど、背表紙の彼は頭がでかくて可愛い。
背表紙は、白い奥さんの肩をだいている後姿。一番素敵。


サリンジャーが亡くなったので、本棚からライ麦をひっぱりだしてきた。


こんばんは、スパゲティを手作りした。トマトソースもおいしくできた。
だけど、悲しい食卓では、何を食べても味気ない。
気が狂いそうになる。
でも全て自分に非がある。
自分が選んだことだから。
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by umih1 | 2010-02-14 21:44 |

ありがとう 



疲労感が抜けないので、最近自宅ではあまりPCを開けません。
しばらくこんな感じで書きたいときにガーッと書いて、
コメント欄は閉じさせていただきます。

でもみんなの記事は楽しみで、会社のお昼にこっそり読んでは元気を頂いております。

ありがとう!
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by umih1 | 2010-02-11 21:36 | 思う事

ばあちゃんのからだ



先月、おばさんから電話がきた。山形のばあちゃんが肺炎で高熱、即入院したとのこと。
電話は水曜日に来て、木曜・金曜と、熱は下がり落ち着いたとのことでほっとした。土曜日も仕事をして、日曜日にばあちゃんに会いに行った。ばあちゃんはだいぶ痴呆も進んでいるので、私のことわかるかな~と思った。朝10時に病院について、「ばあちゃん、うみだよ。」といってもう~んと寝たまま。看護師さんに体を拭いてもらっておむつも替えてもらったとき、ばあちゃんの体をみた。ばあちゃんはずいぶん痩せていた。でも、おっぱいは相変わらず垂れ下がっていたのでなぜだかほっとした。つるんとしたお尻と背中、シミの目立つ肌、しわしわの腕と足、顔もしわくちゃで、とってもとっても可愛かった。
誰もいなくなってから、寝ているばあちゃんの頭をなんどもなでて、ほっぺもなでて、手相を見たりした。「ばあちゃん、うみだよー」というと、パチッと眼をあけて、あぁうみだか~みんな元気か~と言ってまた寝た。
毎日仕事が終わってからおばさんに電話した。一週間がたち、ペースト状のものを食べるようになった。まずいと言って嫌な顔をしたそうだ。かわいいな。
また1週間がたった。肉のすりつぶしも食べるようになった。よかった。
食べるって大事だと思った。

先週の土日は少しゆっくりできた。山積みのまま放っておいた、子供たちの用事も片づけることができた。平日は新入社員が入ってきたので、教えるのと自分の仕事とで大変なことになっていて、今日も会社にこっそり行って仕事をしてきた。でも午前中はパン教室に行ったのでリフレッシュ、自分の作ったパンをかじりながら仕事した。営業の人はいつもデータ作成を短時間で要求してくるので大変だ。私はコンピュータではない。
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by umih1 | 2010-02-11 21:13 | 家族

世界は広い



私は漬けものである。忙しいほど、本漬けと音楽漬けになる。


G.ガルシア・マルケス 「エレンディラ」

短編だが繋がりのあるような気配。
いっぺんに空気が濃厚になる。
長編の「百年の孤独」を読みたいが、文庫版にしてくれない。
文庫にしてほしい。


吉本隆明 「老いの超え方」

ばあちゃんの具合が悪くなる前から読み始めていた。これを読みながらばあちゃんのことを考えていた。自分もこんなふうに不自由になっていくんだな。でも体の不自由と頭で考えることの時間のずれって、イライラするだろうと思ったら、あんがいそうでもないのかな。吉本さんは老人を「超人間」と言っていた。人間を超えた、人間と何かの間みたいな。



池田晶子 「考える日々」~ONE SIZE FITS ALL

養老孟司氏から「あなたは変わっている」と呟かれた池田さん。
浅野裕子のような美女の頭の中はとても不思議だ。
言いたいことを言っている割には誰からも集中砲火を受けない。
変人過ぎて誰も相手にしなかったのか。

92頁より
「以前、合気道の開祖、植芝盛平翁の武産合氣という妙な本を読んでいたら、あ、これだったのだと気がついた。翁はこのように述べている。”合気とは敵と闘い、敵を破る術ではない。世界を和合させ、人類を一家たらしめる道である。
・・・・中略・・・・宇宙がその腹中にあり、我は即ち宇宙。なのである。いかなる速技で敵がおそいかかっても、私は敗れない。それは私の技が敵の技より速いからではない。これは、速い、おそいの問題ではない。はじめから勝負がついているのだ。
合気道は無抵抗主義である。無抵抗なるが故にはじめから勝っているのだ。邪気ある人間、争う心のある人間は、はじめからまけているのである。”
闘わずして勝つ。合気道は愛である。私はそれと知らずに「言葉の合気道」を行っていたらしいのである。」

争う心・・・それは、私の中にまったくないと言ったら嘘になる。
邪気を払うというが、それはきっとその人の心からでてくるものなのだろう。

86頁より
「世界保健機関報告は、50歳未満の”早すぎる死”も、やがて半減するというふうに言っているが、
なぜ50歳未満の死が”早すぎる”のだろうか。早いか遅いかは当人が思うことだ。
しかも、生の価値は精神の質にしかないことを知っている人なら、生存の量には早いも遅いもない。
なぜなら、死なんてものは、じつはどこにも存在しないということをも、その人は知っているからである。
逆に、存在もしない死を恐れて、ひたすら長生きに努めているような人にとっては、百歳の死でさえ、
常に必ず”早すぎる”はずではないか。」

池田さんは40代で病気で亡くなってしまわれたが、決して”早すぎる”ことではなかったと、
つくづく思う。考えて考えて生きるとは何かを今も私に問いかけてくれる。
池田さんの本を読むと、例えば朝起きがけのぼんやりした頭の中に、しっかりしたお姉さんの面影が見える。
なんかこう、しっかりしたものの気配を感じることがある。
精神とはずっと残るものなのだな・・・と思った。
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by umih1 | 2010-02-11 21:00 |

More than you know



More than you know,
More than you know,
Man of my heart,
I love you so.
Lately I find,
You're on my mind,
More than you know.

Whether you're right,
Whether you're wrong,
Man of my heart,
I'll string along.
You need me so
More than you'll ever know.









映画「恋のゆくえ」はずっと昔に何度も観て、アレンジした人のCDまで買った。
でもなくしてしまった。
映画の設定どおり、実の兄弟が演じている。
兄弟で連弾するバードランドの子守唄が、好き。
弟のジェフ・ブリッジズ、渋ーっ。
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by umih1 | 2010-02-11 20:43 | 音楽

My Funny Valentine





恋のゆくえ より






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by umih1 | 2010-02-08 20:27 | 映画
Days of Wine & Dogs
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