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わたしのソファー

砂丘の上



 砂丘の上    室生犀星


 渚には蒼き波のむれ
 かもめのごとくひるがへる
 過ぎし日はうすあをく
 海のかなたに死にうかぶ

 おともなく砂丘の上にうづくまり
 海のかなたを恋ひぬれて
 ひとりただひとり
 はるかにおもひつかれたり



 室生犀星は、海の彼方に何を見ていたのだろう。

 例えばひとりで海を目の前にする時、
 凡庸な私はきっと、遠く離れた愛しい人の名を呟くだろう。
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by umih1 | 2008-05-25 17:19 |
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