ブログトップ

わたしのソファー

柳澤 桂子さん ~生命科学者が見つめる命


やっと 柳澤桂子さん(生命科学者)の 『母なる大地』を読み終えた。

土壌、大気、食料危機、化学物質、エネルギーの5項目に分けて、とても分かりやすく書かれていた。

今から45億年ほど前に地球ができ、今から38億年ほど前に「いのち」が生まれたといわれる。
そして進化が続き類人猿からヒトが分かれたのが約4~500万年前。
それからヒトが、科学といえるようなものを始めたのは今から約300年前。
・・・38億年の歴史を持つ生命の世界を、人間がわずか300年余りで破壊してしまうかもしれない。

途方もない長い年月をかけて、土壌ができ、生態系が整い、いろいろな生物が生まれたこの地球。
柳澤さんは分かりやすく教えてくれる。地球に感動したというのは大げさかもしれないが、感謝の気持ちと愛おしさでいっぱいになる。

地球上に存在する全てのものは循環し、均衡を保ってきた。その均衡を破る私たちは自らの命も傷つけていることになる。
恐ろしい化学物質や、リスクの高すぎる原子力発電、安全性の確認が難しい拝金主義の結果の遺伝子組み換え食品・・・。
土壌を復活させ、食べ物の自給や農業に対する姿勢というものが、とてもとても必要だと思った。

無知や無関心が一番恐ろしい。
私ができることはちっぽけだけど、私はもっと知ろうとしなければならないし、
もっと「大切な」生き方をしようと思う。


柳澤さんは32歳で難病を発病し、今は在宅療養をしながらたくさん本を出版されている。
続けて読もうとしているのは、柳澤さんの『癒されて生きる』
あとがきにある、柳澤さんの詠んだ歌・・・ 
「生きるという 悲しいことを 我はする 草木も鳥も虫もするなり」
病気に苦しみ、人間であることが辛く悲しい こころ。

「いのち」を深く考えるきっかけになりそうな、柳澤桂子さん・・・今も病床で、何を見つめて執筆されているのだろうか。
[PR]
Commented by おやスケ at 2008-02-26 23:53 x
自分も時々思うんです。健康で問題なければないほど、
人は生きることを深く考えなくなるのじゃないかって。
そういう健康すぎる人が大部分の世界だからおかしなことが
沢山起こるんじゃないかって。
見当違いな解釈かもしれないけれど、いろんな意味でいろんな弱さを知ってる人のほうが大切な何かに近づいてるように思います。
老病死って何だろうって人が考えなくなる所からおかしくなるような
気がする。
Commented by syenronbenkei at 2008-02-26 23:59
もう戻れないのかもしれないのですが、人類全体が近代文明というものを捨てるべきじゃないかと考える僕です。
竪穴式住居で、木をこすって火をおこす。
人間はそんな時代に戻らなければならないような気がしてなりません。
それを退化と感じるかどうかはそれぞれだと思うのですが。
Commented by umih1 at 2008-02-27 00:03
おやスケさん、そうですね・・・。今は健康でもこの先の不安は大きくて、どうしても、悲しいことや自分の弱さを知っていてさらけ出している人の事が気になります。
煩悩が多すぎて、それに振り回されるのは嫌ですね。でも、その煩悩と、周りの事を考えない事を秤にかけるとしたら、自分自身の煩悩の方が重い事を望みます。もっといろんな事に共感すべきだし、周りを見渡せる広い視野が必要ですよね。
地球母さんは、泣いてますよね・・・。もう、おっぱいでませんよって。
Commented by umih1 at 2008-02-27 00:07
セイロンさん、わたしもそう思います。もっとシンプルに生きるべきです。
小さなことからでも、それは可能ですよね。
地元の食べ物を食べる。余計なものは買わない。贅沢しない。
自然を愛する事は、自分を愛する事・・・
不便さにはすぐに慣れると思うし、大切なのは、お金やものではないですものね。
Commented by at 2008-02-27 05:32 x
おおお・・素晴らしい本を早速読み終えたんですね!地球規模の母なる海よ・・。私も読むぞよ。無知、無関心な人間には、なりたくないです。
Commented by umih1 at 2008-02-27 21:03
菫さん、一気に読めました。知っているのと知らないのでは、まったく違いますよね。なんとなくわかっていた事も、理路整然と分り易く書かれていました。たくさんの著書があるので、次はどうしようかな~と楽しみです。
by umih1 | 2008-02-26 23:16 | | Comments(6)
Days of Wine & Dogs
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31