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わたしのソファー

梨木 香歩


梨木香歩、という生き方


読んだ小説・・・「裏庭」 「西の魔女が死んだ」 「からくりからくさ」 「りかさん」 
          「エンジェル エンジェル エンジェル」 「家守綺譚」

読んだエッセイ・・・「春になったら苺を摘みに」 「ぐるりのこと」

家守綺譚 (新潮文庫)




梨木香歩さんの本を初めて読んだのは昨年。
書店でふと手に取った文庫本 「春になったら苺を摘みに」 に一目ぼれして、
特に期待もせず読んでみたら、雷に打たれたような衝撃。

次々に既刊を読み、先月は「ぐるりのこと」を読んだ。

茸の観察会で、指導者である吉見昭一氏が言った言葉に共鳴して名付けられたこの本の題名。
「最近の子供たちは身の回りの事に興味を持たなくなった。こういう菌糸類は身の回りに沢山あります。
自分のぐるりのことにもっと目を向けて欲しい。」

なんだろう?これ、おかしいな。と疑問に思う気持ちを突きつめてゆく。
自分のまわりのことに対しての想像力。
そういった事がよく生きていくためのスキルになるんだろう。

この本の中で一番好きな部分は、トルコに旅をした時の話だ。
トルコ人女性の母性に触れた著者は、その女性の顔に、かつて自分を慈しんでくれた女性たちの姿を重ねて涙を流した。
”母性的なものに縁遠かった人間であっても、意識的にでも行きずりにでも、母性をふるまう事はできる。そして時にそれは人を救う。”

このようなエピソードは私にも経験がある。だから私は自然と母性を表す事のできる人になりたいと思う。

”自分の境界はしっかりと保持したままで、違う次元の扉を開いてゆく”
彼女のインタビュー記事も、顔写真も見た事がない。
”ただひたすら、物を書く職人であり続けたい。”

同じ時代に生きて、思考をし続ける彼女の言葉を待てる喜び。

次は?
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Commented by 6v6 at 2007-12-19 01:34 x
梨木香歩さん、知りませんでした。その名前だけでもとっても情緒的なものを感じます。うみさんのこの記事、とっても好きだなって思いました!
Commented by umih1 at 2007-12-19 20:34
6v6さん、ありがとうございます。
梨木さんの小説は、優しさにあふれているのもあれば、独特の情緒に浸れるものもあります。とても読みやすく、娘も大好きな作家さんですよ。
彼女のエッセイを読むと、私も凛としなければ、と気が引き締まります。
by umih1 | 2007-12-16 16:49 | | Comments(2)
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