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わたしのソファー

ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論



わたしは10代のころからずっと、ルネサンス時期の絵が好きだった。今年はイタリアとの国交樹立150周年ということで豪華な展示会が開かれており、今月はボッティチェリ展とレオナルドダヴィンチ展に行った。
わたしは特に聖母の絵が好きなのだが、第5章の中でヤマザキさんが書いておられることに、目から鱗が落ちるようであった。
ルネサンス以前のキリスト教信仰の象徴であるイコン画は、宗教というものを深く考えるな、マリアとはキリストとはこういうものだ、とにかく崇拝すればいいのだ、という考え方のものであり、フィリッポリッピが聖母像をブロマイド化して描くことにより、硬直した宗教感に対して疑問を投げかけた・・
それがまさしく”ルネサンス”ということ。
別にいいや、考えないほうが楽だと思っていたことと向き合い、自分で教養や知識を活性化して硬い殻を脱ぎ捨てる。そして新しい芽生え、再生がまさしくルネサンスだと。
ルネサンスを生んだ、懐疑的な精神・・本質的な思考。
美術史や歴史を深く学びイタリアの精神に触れるヤマザキさんは、教養や知性が欠如した状態のままで放置されると人はいかに堕落し劣化してしまうかとうことに触れている。
愛しき変人たちの話も面白かった。
できればもう一度、イタリアに行きたい。北から南まで行ってみたいな。

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Commented by bunkasaba at 2016-04-02 01:01
四半世紀以上前、1ヶ月かけてヨーロッパを回った時、どこに行けばいいのか分からずに、美術館ばかり訪れました。欧州の美術館は学生に優しく、当時ほとんどタダでした。おかげでナショラルギャラリーもプラドもルーブルもオルセーの前身の印象派美術館(多分そんな名前だったような)も、ウィーン美術史美術館も、バルセロナのミロ美術館やピカソ美術館(名前は不確かですが)や、ベネチアのなんちゃら美術館もさっと見ることができたのですが、「美術の副読本で見たことのある絵だ」というばかりで、じっくり見ることができませんでした。印象派含む近代の絵画を除き、展示のかなりの部分をルネサンス以降の絵が占めていました。とにかく、所蔵数が多すぎて、1日で見切れないのが今となっては悔やまれます。インターネットも無い時代だったので、誰の絵か分からずに見て、日本であらためて再会した絵もいくつかありました。東京は世界でも誇れる絵画が集まっている都市だ、と大学の美術史の時間に聞きましたが、名画が少量ずつ散在している印象で、欧州の著名美術館にはとても及ばないですね。ダン・ブラウンの小説は楽しく読みましたが、時間をかけていつかまたヨーロッパの美術館巡りをしてみたいなぁ。
Commented by umih1 at 2016-04-02 17:25
bunkasabaさん
まるで沢木耕太郎さんの深夜特急のようですね!ひと月も旅をしていたんだ。とりあえず美術館に行ったのは良かったんじゃないですか。いいなぁ。
先日韓国人が言ってたんですが、日本は美術館が充実しているねと。韓国はまだまだ裕福な国ではなかったからかもしれないけど、日本が羨ましいと。
明日がボッティチェリ展示の最終日なんですよね。もうこんなに集まるのは最後かもしれません。あとはイタリアに行くしかないですー。
今月か来月は、カラバッチョを見に行きます。
ヤマザリマリさんの本、良かったですよ。わたし、ヤマザリさんのツイートフォローしてるので、本気でイタリア旅行に行きたくなりました。昨年はたった1日だけだったけど、一番思い出になったかも。
来週に面白そうな番組ありますよ↓

カラヴァッジョ 光と闇のエクスタシー
~ヤマザキマリと北村一輝のイタリア~
【NHK総合】
4月8日(金)22:00~22:48
4月9日(土)10:05~10:53(再放送)
caravaggio.jp/smartphone/new…

Commented by Gab at 2016-04-03 06:56 x
おひさ。数か月ぶりにネットサーフィンしておりまする。イタリア来るときには、フランスまで北上してくんろ~。
Commented by umih1 at 2016-04-03 08:56
あ!Gabさん🍾
わたしにとってヨーロッパって、成熟した国というイメージがあるな。歴史とかちょっと勉強してから行きたいな♪(´ε` )
Commented by ynagamori at 2016-04-06 18:20
うみさん
お久しぶりです。
以前自分のブログでも書いたのですが、不思議なご縁で
2014年にウフィツッイ美術館で、ずっと持っていたプロマイド的な御絵( フィリッポリッピのマリア様)に逢いに行きました。本当に夢のような収蔵でイコンから始まりありとあらゆる聖母子をみたり、ボッテチェリニの三部作 美術の教科書を後追いしてるような旅となりました。その本の作者の方が書かれているように、フィリッポの絵の線は現代でも通用する
Commented by ynagamori at 2016-04-06 23:14
途切れたので続きです。

現代にも通用する線は惚れぼれします。
Commented by umih1 at 2016-04-07 09:58
moocoさん
そついえば以前、moocoさんはイタリアへ一人旅されてましたよね。
ウフィツィ美術館は、ボッティチェリやラファエロなども展示してあるんですよね? ああ私も行きたいです。
イタリアで観るのと日本で観るのでは、印象や感じ方も違ってくるよな気がします。
フィリッポの聖母子と二天使の絵は、見れば見るほど面白くて美しくて、目が離せなくなってしまいます。
画家さんにとっては、大興奮だったこととお察しします(笑)。
by umih1 | 2016-03-27 21:32 | | Comments(7)
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