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わたしのソファー



著者 : 姜尚中
集英社
発売日 : 2013-04-05
西山くんは、姜さん自身と亡くなった息子さんを投影した人なんだな。大学生である西山くんのピュアさと真面目さに少し驚きながら読み進める。恋の悩み、親友の死、震災、死とはなんだ?自分のしていることって何の意味がある?
そんな悩みに姜先生は答え続ける。
私だったら何て回答したかな。
親友の死に対して西山くんの周りの人間は、それはそれ、今は今、と言う。近しい人の死を乗り越えることの、部分的な答えがそこにあるとおもう。前に進むことを後押しするのは、何気ない他人の言葉だったりする。
姜さんは、こうして書かずには自分も前に進めかった。子供が先に死ぬことほどこの世で辛いことはないだろう。子供の死ぬ程の苦しみを何故親は分からなかったのかと、責めることは簡単だ。しかし自分を一番責めているのは自分であり、たとえ何かしらの答えを手にしたとしても、出口のない場所を自分の心は彷徨い続けていることに、ふと気付く時、とても切ないだろう。

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by umih1 | 2016-02-06 20:21 | | Comments(0)
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