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わたしのソファー

犬のちからを知っていますか・尼僧とキューピッドの弓


コリー犬のダンディーさんとの写真が、
たくさん載っています。
いつも一緒に考えていた・・・というコメント付きの写真に思わず微笑んでしまう。
私はこれを、もやもやしていた時期に時間をかけて読んだんです。
こんな年になっても、誰かメンターを必要としているんだなとシミジミ思いました。



ドイツにある尼僧修道院に、取材のため長期滞在している日本人の”わたし”の目を通して描かれる共同生活のようすと、”元尼僧院長の独白”の2部構成になっている。
フェアな人には皆、すこし心を許すものであり、外国人ということもそこに加味されるものである。
第二の人生をこの修道院に捧げる尼僧たちは、離婚経験もあれば子供もいたりする。男性との関わりに疲弊した過去をもっていても、豊かな記憶や想いと一緒に生きている。
最後のほうで、わたし が修道院のことを執筆する(物語る)モードになっていく感覚が面白い。
なにか液体が土に滲んでいくようだった。
そして突然、平面的なものが立ち上がる。

元尼僧院長の独白は、自由意思を求めながら40歳になってしまう、このままではいけないと思ったところから修道院の生活に落ち着いたが、結局は元の夫に絡めとられてしまう。今までの生き方について、自分が選んできた道はないと思ってきたが、すべて自分が選んだことなんだということがわかった彼女は、(カラスになって)修道院を出ていこうとする。

多和田さん凄いです。

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by umih1 | 2015-12-27 22:00 | | Comments(0)
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