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わたしのソファー

謹賀新年 

あけましておめでとうございます。
お正月は良いですね。
元旦である今日は朝寝坊をし、食べたい物を食べ、引きこもりの1日です。
初詣は3日に行く予定。
毎年元旦に行くのですが、人ごみに疲労したくないので・・
しかし、明日は次女と一緒に映画を観に行きます。

なかなか本についてアプできなくて、ちょっとたまりました。


こういう素晴らしい物語になにを言えば良いのだろう。
なくしたことを受け入れるまでの過程、第三者のかかわり、揺らぎない愛情を目にした時の、少女の感覚。
大人にこそ薦めたい。
読み終えて1か月経っても、後から後から湧いてくる、この気持ちは何なのかな・・と思った。
こうして書いてみてわかったことは、これはこの物語への想いだ、ということだ。
それは物語をつくる以前の時間から始まり、こうして書籍にして世に出て、私の手に渡り私の中で育ち、また誰かの手に渡るのを、地方の図書館の本棚で待っている・・・・
たかが本、されど本。




読書日記なのに、虫採りや虫についての話がちりばめられている。出張先では、移動の荷物を減らすために読んだ本のページを破り捨てるという、そんな人は世界中探してもあまりいない気がする。

129頁から始まる諸行無常という題の読書日記の部分にたまたま見たNHKの番組で森津順子さんというホスピスの医者のインタビューについて言及しており、一番印象に残ったのは、「ホスピスの患者さんで上手に死ぬことができるのはどういう人か」という話だったそうだ。
それは、その日その日、そのときそのときを懸命に生きている人であるという。
しかし今は、情報は死なない不変ものという感覚からいえば、自分自身をも情報とみなしている。個性をもった確固たる自分が存在すると思うから、死ぬのは変である。しかし人間は変わるものだし死ぬものだ。だからこそのその日その日、昨日の私は死んでいる・・・というクダリを読んで、前に読んだ池田晶子さんの言葉がようやく理解できた。
それは「自分は、日本人であり女である”池田晶子”を演じていると思っている。でも本質は誰でもない”Nobody”なのだ。そう分かっていれば皆さんも随分楽になりますよ。」
しかし実感としてそう理解できるまで、もう少し時間が必要な気もする。

読みたいなあと思った本は、「河岸忘日抄」。
読者の想像力を刺激するから上質なのだという。いちいちすべてを説明するのは読者を馬鹿にすることであるという。堀江敏幸著。
あとは、「風の影」。
カルロス・ルイス・サフォンという人が書いた。忘れられた本の墓場へ、父親に連れられた少年が一冊手にとり物語が始まるという。
読んでもいないのに、ワクワクする。




楊逸さんといえば、”ワンちゃん”が好きだった。一緒に入っていた老処女?みたいな題名の話も印象的だった。
このアンソロジーに入っている井上荒野さんの話を読んで、老処女の話を思い出した。
こういう女の人のトロッとした部分の表し方に、好みが左右されるが・・今回は井上さんや小池真理子さんの物語に食指は動かなかった。むしろ河野多恵子さんの語り口が新鮮でいやらしく、止まってしまった時間と遅々として歩む時間と過去の時間が絡む、じっとりした感覚に浸ることが面白い。
田辺聖子さんと山田詠美さんは云わずもがな。
江國さんの出だしには思わずお茶を噴き出しそうになった。こういうのも書かれるのだなあと。
岡本かの子さんと幸田文さんが載っているからこの本を買ったのだが、岡本かの子さんは予想以上に素晴らしい。昔エッセイを読んで面白い人だなあと思ったが、今年は岡本さんの本をもっと読みたい。こういう発見があるからアンソロジーものは楽しい。
幸田文さんに対しては特別な思いがあり、若いころとても憧れてすべての著書を読んだほどだ。台所のおとは、15年ぶり?に読み・・・やはり絶品だなあとしみじみしてしまった。
最後にばななさんをもってきたのは大正解だったなと思う。ばななさんの魅力が分かっているのだなあ、センス良いなあと感じた。




ダライラマが文章を添えていたので図書館で借りた。
それぞれの事例が興味深かった。
人を赦すハウツー本なんてありえないのに、
こういう題名に惹かれて手にする人は多いのだろう。
私もそのうちの一人。

極論をいえば、すべての行為は自分に返ってくる。
赦しということは自分に対してのことになってくる。
相手の悪意に対しても、すべて理由がある。もし自分がそういう局面に対峙した時・・・とあてはめるのは疲れてしまうので、あまり考えないことにして・・

すべて生きる人々は、自分とは環境が違うもの、だから考え方も習慣も違うのは当たり前。理解できなくても受け入れる気持が”赦す”土壌を育むのだろう。




エンタメ小説として読んだが、素晴らしく面白かった。
大河ドラマとかになりそう。
完結編ではどうなるのか楽しみ。

神がかりとか偶然的なものに対して、エンタメだから・・と読む人もいるだろうが、五木さんはそういうものを否定せずむしろ大切に考えている部分がある。
穢れとされる女性が神がかりになり救うという、天照大神的なイメージも面白かった。




今の仕事に、ほとほと疲れたときに買った。
身に沁みることばがある。
一冊のうち、数編でも気に入った詩があれば十分だ。

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Commented by gabrielleraphael at 2015-01-02 01:33
うみさん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしく。
私はね、許せん!と思ったときに、「あ、そうだわ、この人ほっておいても地獄に直行だから、私が怒る必要さえないんだわ。」と思うことにしております。
そうすると、怒りがスーッと引くのよ。
嫌なヤローたちはみんな自分から地獄に落ちるから、いいのよ、ほっとけば。
「どうぞ、地獄に落ちちゃってちょうだいっ」って感じ。
元旦からそっけなくて失礼しました。
Commented by mocco at 2015-01-02 18:31 x
うみさん

今年もよろしくお願いしまーす!
最近、ちゃんと本を読んでないのでまたうみさんの本の紹介も参考に本を借りてみよーかな!!
Commented by umih1 at 2015-01-03 13:02
ガブさん
いやぁ潔くて気持ちいいコメントです。心配性で気にしすぎる割には適当な性格なので、ゴーツウザヘル!っていいですねぇ。
今日は初詣行きました。あんこの詰まった大判焼きを食べたー
あーもっとたべたい。
Commented by umih1 at 2015-01-03 13:05
もっこさん
無事に今年もあけましたねー
さぁ今年は何を読もうかなぁと、早速昨日は本屋さんに行きました。
空海さんの本と、角田光代さんの紙の月を買いましたよ。今読んでいるのは、女子プロレスのノンフィクション。すごく面白いです。
昭和が懐かしい〜
今年もよろしく
Commented by bunkasaba at 2015-01-03 20:09
あけましておめでとうございます。

会社の人事は、会社万葉集という本で初めて知りました。なかなか、勤め人のやるせないところが出ていますよね。
Commented by umih1 at 2015-01-03 23:34
Bunkasabaさん

あけましておめでとうございます(^_^)

日々疲れてくると、中桐さんの詩が沁みますね。初めて読んだ詩が忘れられず、買った詩集です。
きのうはあすに という詩が一番好きです。
Commented by sarakosara at 2015-01-06 22:40
明けましておめでとうございます^^
うみちゃん、今年もいっぱい本を読むんだろうな。
私もお正月から瀬戸内寂聴さん読んでます。理解する部分とし得ない部分、どちらも新鮮な想いで読んでいます。ここにも岡本かの子さん出てくるの。かの子撩乱も面白かったなぁ。
映画は何をみたの?今週末友達から誘われてベイマックスみてきます。

今年はうみちゃんの本棚どんな展開があるのかな、今年もどうぞよろしく^^
Commented by umih1 at 2015-01-08 01:31
さらこさん
今年もよろしくお願い申し上げまーす^_^
映画ですか?
笑われて引かれると思います、、、
しかし告白します。
それは、、、妖怪ウォッチです、、、
次女と行きました。
感想ですか?、、、面白かったです!
じばにゃんに、一目惚れしてしまいました。
テレビでニャンパチ先生を演じているじばにゃんを見たのがキッカケです。
ぬいぐるみまであります。
かわいいんですよー! 今年もこんな調子ですが、さらこさんヨロシクです(≧∇≦)
by umih1 | 2015-01-01 16:09 | | Comments(8)
Days of Wine & Dogs
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