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わたしのソファー

アイヌ歳時記、人は死なない

日本人がアイヌの人々の主食である鮭を採ることを禁じた・・・というくだりを読み、生きる者がもつ尊厳に対してなんら思考せず優先順位をつける行為が腹立たしく恥ずかしく思った。しかし、日常の中で自分自身の中にそういう部分はないだろうか。第三者的になく自分自身に置き換えてみれば、そういう部分があることを認める人の方が多いだろう。
命の根源を預け寄り添い従いながら自然の利息のみを頂く生き方は、畏れるということが多い日々だったとしても、命に直に触れる日常の方が豊かに思う。
そういうことがないため、生きるものに対する尊厳など持てなくなる。

様々な神々を生き、宝をたくさん持つアイヌ民族の暮らしには心打たれる。
なかでも、見た宝という話には心打たれた。
アイヌ社会では宝というのは、手に持っているものに限らず、珍しいことを見たり聞いたりしたことも、心にしまっておく宝として大切にするという。それらを称して「見た宝」という。
私も真似して、見た宝をたくさんため込もうと思った。しかしアイヌの人々は、心に大切にしまっておき人には話さないという。 



「他人」に憑依されたBさんという女性はマンションから飛び降りてしまった。一命を取り留め闘病後は車椅子なしでは生活できなくなってしまったが、子供にも恵まれ今に感謝して生きているという内容が琴線に触れた。”心でからだをつぶしてはいけなかったんだ” 

非日常的な現象や霊についての話にはへぇ不思議だなあでもだから何なの?としか感じないが、自分の亡くなった肉親は、こちらを見守ってくれてるんだと思うことは当たり前の心情だ。
最後に「寿命がくれば肉体は朽ちるという意味で人は死ぬが霊魂は生き続けるという意味で人は死なない」と著者は言っている。それは残された人への救いの言葉だ。
現職が医師である著者のその言葉に、辛い思いでこの世に残っている人は救われるだろう。

フランクルの言葉を思い出す。
愛は、愛される人間の死をも超えて持続する。
死によってその現存性は無くなるとしてもその本質はなくなることはない。

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Commented by Gabrielle at 2014-10-19 21:10 x
私的には、死んだら天国と思っているので、死んだらすんごくいい処に行けるのが、ちょっと楽しみ。だから今のところ死ぬことは怖くない。実際に目の前にあらわれたらビビるだろうけど。
でも皆で楽しく平和な天国行きを決めるためにはちゃんとこの世を日々生きないといかんのよね。こっちはそーとー大変だけどね。ま、がんばろー。
関係ないけど、マララさんすごいね、励みになるわ〜。
Commented by umih1 at 2014-10-19 22:33
ガブリエルさん
死んでも生きるのかあと思ったらシンドイ気持もあるけど、でも次元が違うしね、会いたい人に会えそうで楽しみでもあるね。
あまり悪いことしないで少しでも楽しみ見つけて生きてこう・・
マララさんのこと前に載せたけど、まさかノーベル賞を授与されるとは・・でもふさわしいですね。17歳の顔には見えない。
日本の若い人たちも何か思うところはあったんじゃないかな。
腰が痛いだ肩が凝るだの文句言ってる場合じゃないな~頑張んなきゃね^^
Commented by mocco at 2014-11-09 18:32 x
うみさん
こんばんは。お久しぶりです。
たくさん読まれてますね〜

アイヌの歳時記
の見宝って言葉、伝えてくれてありがとう。
わたしも、見宝を集めていきたいです〜^_^
Commented by umih1 at 2014-11-10 20:21
moccoさん
そうそう、見た宝、聞いた宝、人には話さず大事に大事にしまっておくなんて、いいなぁーと思いますよねー。豊かになりたいなぁって思います^_^
もっこさんの白い鳥ちゃんは、iPhone画面のなかで飛んでますよ〜
by umih1 | 2014-10-19 12:53 | | Comments(4)
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