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わたしのソファー

茨木のり子 When I was most beautiful



みずうみ

・・・田沢湖のように深く青い湖を
かくし持っているひとは
話すとわかる 二言 三言で
それこそ しいんと落ちついて
容易に増えも減りもしない自分の湖
さらさらと他人の降りてはゆけない魔の湖・・・


「みずうみ」という詩、いいなと思い一部抜粋させていただいたけど、
誰でも湖はもっていて、深いか浅いか大きいか小さいか、顔が違うように湖もそれぞれ違っていて、ただそのことに気が付いているかどうか、大切にしているかどうか、の違いでしょう。
でも、そんなふうに思われる人は、なんて素敵でいて、なんて怖いのだろう。
わたしなんか、ちっとも落ち着いてないから、こんなふうに自分の湖を大事にしたいなと憧れるのだ。


茨木のり子さんのお家は、物がものがたる、そんなお家。

大好きなご主人が残した茨木さんの似顔絵
ご主人が亡くなった後に書いた詩
手書きの原稿とか家計簿とか

すりきれた革の椅子
イニシャルのシールがついたクロゼットの引き出し
部屋の窓 古い写真 庭の樹


飾り棚にしまわれた、ドイツのコロンは、
私もずっと愛用している4711
同じ香りが好みだったとは。


谷川俊太郎さんが撮った茨木さんのポートレートでは、
黒ぶちの眼鏡をかけている。
煙草をふかす写真が自然でかっこいい。
煙草が似合うなと思った。



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Commented by おやスケ at 2014-02-10 23:55 x
本来言葉で表現できないことを言葉を使って表現する・・・生活のほとんどは仕事で、稼ぎ、評価、実績、愚痴など言葉(数字含む)でそのまま表現できますが、詩人はすごいと思います。言葉ならないものを指し示す人の持ち物も自然と指し示し、語るのでしょうね。見てみたい本です。
Commented by umih1 at 2014-02-11 20:43
おやスケさん
詩は、誰にでも書けるのものです。
でも詩人は、書かざるを得ない人種なんだと思う 笑。
絶対音感があるように、詩人には、絶対語感があるんだろうと思う。
茨城さんのおうちは、こんなおうちに住みたいと思わせる家ですよ。図書館で借りました、この本。返したくなくて、期限切れてるのにまだ返せないです。
by umih1 | 2014-02-09 14:36 | | Comments(2)
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