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わたしのソファー

あの世この世



生きているものは、遺体になった瞬間に、体重が減る。
報告された中で最高値だったのが、(人間の場合だが)40グラム減ったということだ。

アインシュタインの「この宇宙のエネルギーの総量は一定だ」という言葉を基本とすると、1グラム減るだけでもそこに相当なエネルギーが生まれる。
質量というのもエネルギーの一種であるとすれば、では減った体重分のエネルギーは具体的にどんな力があるかというと、1g減って生まれるエネルギーは、富士山を17mm持ちあがるという運動エネルギーになる・・・

という玄侑さんの話を受けて、寂聴さんはこんなことを話し始めた。

寂聴さんは、お姉さんが亡くなったという知らせに駆けつけたが間に合わず、死に目に会えなかった慙愧の念にかられ、お姉さんに話しかけた。
もし聞こえているんなら、口をぱくぱくして。
そう言ったら、お姉さんの口がぱくぱくした。
腰を抜かすくらい驚いたそうだ。

しかし玄侑さんの、エネルギーの話を聴いた後では、ああ成程なあと思った。富士山を持ち上げるエネルギーがあるんだから、口を動かすくらい朝飯前かなあと。生きている人の言うことは、ちゃんと聞こえてるんだなあ。

そこで私の話になるが、私の母にも似たようなことがあった。
私は、母の突然の訃報を聞き駆け付けたものの、顔を見ることができたのは亡くなってから9時間後だった。

9時間たっていたのに、
母の閉じられたまぶたから、一筋涙があふれ流れた。
最初はよくわからなかった。
でも、ああ、母さん・・・私が来たこと分かったんだね。
と、切なくてうれしい気持ちになった。
後になればなるほど、その涙の意味するものはたくさんあるのだなと分かり、母の生きてきた時間を、自分が生まれる前からの母の人生を反芻した。

母は私のためにエネルギーをとっておいてくれのでしょう。
余ったエネルギーは、ここぞという時のために保管しているのかな。
例えば祖先が危険な目にあった場合、助けるとか・・・うーん。。


もう一つ心に残った話・・・・・
「声が聞こえるというのは仏教で声聞(しょうもん)といいますけど、六道を超えるもの。地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天ときて、その上に声聞くがある。つまり、人の話をちゃんと聞くことができていれば六道を超えるということ」
お釈迦さまの耳は大きい。
大きな耳で皆の話をよーく聞いていらっしゃるのだな。

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Commented by Gabrielle at 2012-12-03 01:58 x
声聞(しょうもん)かぁ。人のお世話をうるさく思ってしまう私はまだまだ修行が足りませんな。
でも、やたらわかりきってることとか、どうでもいいことを、えらそうに言うのもいかがなものよねぇ~。修行してほしいわ。
Commented by umi at 2012-12-03 20:54 x
Gabrielleさん
あらあらどうしたの?
うるさく思う、人のお世話は、余計なお世話、ともいいますからね。
説教臭いってのはもっとも野暮だわね。
人って優越を感じたいものだから、偉そうなこと云いたがるのよね。
ほんとにすごい人って、こうべを垂れる稲穂かなってなもんで、わいわいえらそなこと云わないのよね。
Commented at 2012-12-04 21:21
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by umih1 at 2012-12-04 21:42
鍵コメさま

ああ、そうだったのね。。かえって気遣わせてしまってごめんなさい。
来年に期待しますわ。来年は即効で決断いたしますよ。
まあ・・・大都会東京の中を運転なんて、わたしならチビッてしまう。気をつけてくださいね。
関東は空っ風が冷たいので、あったかい格好した方がいいですよ。
更なるご活躍をお祈りいたします。
ハガキ楽しみだなああ。

by umih1 | 2012-12-01 21:25 | | Comments(4)
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