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わたしのソファー

シッダールタの余韻



ヘルマン・ヘッセ 「シッダールタ」 146頁より


さぐり求めると―
その人の目がさぐり求めるものだけを見る、ということになりやすい。
また、その人は常にさぐり求めたものだけを考え、一つの目標を持ち、
目標に取りつかれているので、何ものをも見いだすことができず、
何ものをも心の中に受け入れることができない、ということになりやすい。
さぐり求めるとは、目標を持つことである。これに反し、見いだすとは、
自由であること、心を開いていること、目標を持たぬことである。
おん僧よ、おん身はたぶん実際さぐり求める人であろう。
おん身は目標を追い求めて、目の前にあるいろいろなものを
見ないのだから。
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Commented by おやスケ at 2009-10-24 00:55 x
おひさしゅうございますうみさん。
・・・・読まれたあとの余韻が、いいですね!
シッダールタを読んでいる時、これは、もう一人の河合センセが小説を書いているのでは??・・と疑ったほどです。河合せんせが、真剣に、自身のことを振り返ったり、ユングの事や禅仏教のことなどを振り返りながらしつこいぐらい言われていた事と瓜二つなんですよ・・。ヘッセもセンセ笑も、カタカナにすると似てますね爆。残念ながらお二人ともこの世にいませんが、同じ山を別の道で、景色を見ながら登っていたと思えるのは思い違いでしょうかねぇ・・。ユングによれば、同じ井戸を別のロープで下降したということなんでしょうが・・・。わけのわからないことを書いてすいませんでした。↓のサラの歌、すばらしきかな~ですね。
Commented by umih1 at 2009-10-24 20:45
おやスケさん
本を読むペースが遅くなり、そのぶん余韻が続くようです。
作品に投影されるヘルマンヘッセの生きてきた道を考えますと、苦しみは必要なのだなと改めて思います。
苦しむことのできる自分が、嬉しいと思えるほどです。
大袈裟でしょうかね笑。
ユングといえば、まったくのフィクションなんですけど、ずいぶん前に読んだ本が忘れられません。ユングの恋人の話しです。とても辛かった~・・ユダヤ人なので、娘二人と一緒につかまってしまい・・・。
話がそれましたね。
それより、ユングといえば、ユングが子供のころに見た夢の話が強烈でした。確か河合センセの本にあったかな。

サラヴォーンはどうしたらいいかわからないくらい、すごーい声をしてますね。名曲がたくさんあるジャズは、歌い手や演奏者によってまるっきり違うものになるので、とても楽しいですよね~
Commented by ynagamori at 2009-10-26 09:32
めっいっぱい生きて幸せも苦しみも味わいつくした後に何かを見いだせるのか・・・・・

ヘルマンヘッセは遠い 東洋の仏教を全て理解していたのでしょうか。でないと書けない小説でありお釈迦さまと主人公が朝の庭で語らうシーンなどはすごい設定。
訳した方の表現力もすばらしいなー
 まだ1回では理解できないところもありました。が面白かったです。

何回も読み返したいと思いました。
Commented by umih1 at 2009-10-28 20:34
ynagamoriさん
もっこさんも、読んだんですね^^
私もこの本は、もう一度読みたいと思います。たとえば20年後に読んでみたら、また違う感動があるかもしれませんね。
最初の若いころの、悟ったような顔をしたシッダールタが、いろんな経験をして変わっていく・・・とくに印象的だったのが、息子への愛情と、その愛ゆえの苦しみ・・・の部分でした。
ヘッセの後半の作品は、少しずつ読んでいきたいなと思ってます。
こうして読んだ後の感想を頂けるのって、とても楽しいです。
ありがとうございました^^
by umih1 | 2009-10-22 21:20 | | Comments(4)
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