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わたしのソファー

田辺聖子 「珠玉短篇集 2」



女優の南田洋子さんが亡くなられて、その年齢を見て、
自分も、あと数十年後には確実に死ぬんだなと、
ひしひしと感じた。
親の死に触れた時には感じなかった。
自分自身の未来の死を強く意識した瞬間だった。


江戸時代が舞台の、藤沢周平さんの小説を読んでいた時、
主人公が40代で、初老の感覚であったように書かれていた。
つまり、寿命がこの先短いという覚悟・・・という部分を読んで、
あぁ、随分今と違うのだなととても驚いた記憶がある。


仮に80くらいまで生きられたとして、今40代だから、ここは折り返し地点。
今までは登り坂を登ってきたが、これからは緩やかな下り坂。
見晴らしも良く、遥か向こうの景色も見えればいいだろうに。
でも現実は足元ばかり気になって、登り坂なのか下り坂なのかわかるわけもない。
もう少し、余裕を持ちたいものだ。


そんな自分にしっくりくるのは、
田辺聖子さんの小説。
クスッとしたり、おぉ、そういう言いにくい部分をそう訳しますか。
エロい部分をうまーく散りばめ馴染ませる、絶品ばかり。
どうせ死ぬんだ、哀し楽しく生きようじゃないの。


図書館で借りた、短編集。

「薔薇の雨」
「かんこま」
「容色」
「大阪無宿」
「二十五の女をくどく法」
「求婚」
「火気厳禁」
「忠女ハチ公」
「雪の降るまで」
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Commented by kisaragi87 at 2009-10-24 12:07
うみちゃんもかもしれないけれど
私はもうじき母がなくなった年齢に追いついてしまします。
そう思ったとき、ああ、いつでもおかしくないんだなって思ういっぽう
母もまだ若かったなあと思います。
人生の午後に何が待ってるかは誰もわからないけれど
そんなぜんぶをひっくるめて、哀し楽しく生きられたらいいな~って思いますね^^
Commented by umih1 at 2009-10-24 20:55
kisaragiさん
今日は、先日行ったがん検診の検査結果を聞きに行きまして、結果はマイナスでした。ほっとしました。
親がなくなった年齢と同じ年になったら、その時はきっといろいろ考えてしまいそうですね。
人生の午後・・・何が待ってるんだろう。そうですね、誰もわからないけれど、わからないから生きていける・・ということもありますよね。
肩肘張って頑張るのはやめて、ゆったり忙しく、哀し楽しく、いい塩梅で生きていけたら理想ですよね~^^
相変わらず肩は凝りますが、ムキになって頑張るようなことはなくなりました。良い傾向かと思います(笑)。
Commented by eaglei at 2009-10-27 22:53
南田洋子さんのご病気のことを、ご主人が本に書いておられました。
その本を買って読んだのです。

現実の厳しさを知りました。
そして南田洋子さんが、如何に立派な方だったかも知りました。
僕は、ご冥福をお祈りしました。
あのような最後を迎えても、南田洋子さんのような女性とめぐり合えたらと憧れてしまいます。
Commented by umih1 at 2009-10-28 20:39
eagleiさん
コメントありがとうございます。
人生はどのように幕を引いて終わるのかは誰にもわかりませんが、生きてきた過程は、いろんな人が見て何か感じているものですね。
南田さんは、妻としてもいろいろなご苦労があったと思います。
どんな環境でも、ここぞというときは必ず凛としていたいものです。

by umih1 | 2009-10-22 21:34 | | Comments(4)
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