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わたしのソファー

欲望する脳



茂木健一郎 「欲望する脳」


久々に茂木さんの本を読む。
難しい話もあったが、なるほどと思う事ばかりだった。
特に9章の、「精しさ(くわしさ)に至る道筋」 は、
小林秀雄さんを引き合いにだし、わかりやすくおもしろかった。


122頁からの14章、「欲望の終わりなき旅」 より抜粋。

人間の脳は心臓と同じで休むことがない。それに伴って脳内の回路は一生学習をし続ける。
大人になっても、脳の組織が完成して固定化してしまうことなどなく、神経細胞のシナプス結合のパターンは生涯の間変化する。
ここまで回路が出来上がったらそれで完成という事はないのである。

人間の知性はいつまで経っても完成形を迎えることのない「週末開放性」をその特徴としています。


203頁からの23章、「学習依存症」 より抜粋。

自分の欲望を全面的に否定してしまうのでもなく、かといって野放図に開放してしまうのでもなく。
とかくモノカルチャー的な単純図式に流れがちな現代では失われがちな複雑で奥深い「中庸」の境地、そこに立ち上がる一種の生命哲学こそが、孔子が一貫して唱えたことの核心にあったはずだ。

他人との関わりの中に自己の人格を構築すること。
何が起こるかわからない生の偶有性の中に自ら飛び込むこと。

他人に対する配慮に心を砕かない人には、人生における最も大切な学びの機会が訪れない。
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Commented by at 2009-09-26 23:23 x
茂木さんの本、いつの頃からか読むのが追いつかなくなりました・・。次々出て、読めずに積んである新書版が2冊くらいあったはず。他人に対する配慮・・・常に我が身を振り返らなきゃ!と思いました。あと、上のお花、ご両親への愛情であふれた、優しいアレンジですね~。
Commented by umih1 at 2009-09-27 16:28
菫さん
ちょっと洋風なアレンジにして、仏壇に飾ってます。ふんわりしたくなりまして、かすみそうはあまり使わないんですが、あえて使ってみました。
茂木さんの著書や日記を読むと、思考の深さに感銘しますよね。
ときどき難しいなと思うこともありますが、しゃきっと眼が覚めるような気持ちになります。
わたしもこの本は、買って半年たってから読んだんですよ。どれが茂木さんの新刊か、さっぱりわかりません。でも、茂木さんの考えが活字になっているのを読むのは、楽しいですね^^
by umih1 | 2009-09-26 16:52 | | Comments(2)
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