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わたしのソファー

All about my mother



All about my mother


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監督 ペドロ・アルモドバル
主演女優 セシリア・ロス





バルセロナ。
遠い異国の物語。
しかし人は共通するものを持っている。
哀しくてアカルイ物語を、人は皆、生きている。




初めの場面・・・・・カメラワークに魅せられて、そこがどこか理解できない。
映画を観るたびに度に思う事は、一番始まりの場面が、私はとても好きだという事である。

そこは・・・病院。
臓器移植ソーシャルワーカーとして働いている主人公、マヌエラがいる病院だ。
帰宅して、おいしい手作りの料理を最愛の息子と食べる。


息子の誕生日はどしゃぶりの雨だった。
その日、濡れた地面に叩きつけられてしまった。マヌエラの最愛の息子が。

「お子さんは?」

その言葉を聞くたびにマヌエラの胸は針で刺され、まんまるに膨れた「哀」が破裂してしまう。
破裂しても破裂しても、それはマヌエラの胸を覆っている。


エイズ感染者の妊婦、ゲイ、愛する人に去られる女優。

私の日常とはかけ離れている人たち。
でもあり得ないことではなく、むしろ、マイノリティーへの眼差しを感じる物語であり、
マヌエラの一貫した哀しみの背景のせいだろうか、まったく違和感のない物語であった。

奇異なものを見るような不躾な眼差しの中の温かさ。
その温もりに敏感なのは、人は寂しさに耐えられない存在だという事がわかっているから。
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Commented by bunkasaba at 2009-07-04 19:29
25年前、バルセロナに行きました。
ピカソとミロの美術館に行って、サグラダファミリアに登って終わり。
目の色や髪の色が黒に近かったり、スペインの人にすごく親近感が沸きます。
昔から激しい文化の波にさらされたためなのか、どんなことでもありえるような土地柄ですね。
Commented by umih1 at 2009-07-05 20:47
bunkasabaさん
サグラダファミリアってまだ建設中ですよね?確か日本人も彫刻?に関わってる場面を以前TVで観ました。中に入って上まで行けるんですね。わーすごい。
この映画にはいろんな家の場面があるんですが、内装の明るさや色遣いやら、とてもお洒落でした。いい映画でしたよ。
by umih1 | 2009-07-04 18:47 | 映画 | Comments(2)
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