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わたしのソファー

詩人へ または、詩へ。




私は詩人の中では一番、谷川俊太郎さんが好きです。
詩はもちろん好きですが、全体が好きです。
あぁ・・詩が好きだという事は、全体が好きということですよね。
風貌は少し父に似ているような気がします。
陳腐な言い方しかできませんが、長生きしてほしいです。
時々私は、同じ日本人であり、同じ時代を共有して生きていることに感動します。
谷川さんの言葉は、私の心をほぐしてくれます。
可笑しくて笑ったり、はっとしたり。




詩人へ または、詩へ


こつんとノックされて
あっと目が覚める
硬くなった心は解き放たれて
気がつけば私は柔らかく・・

見えないものに光を照らし
あなたの言葉は
すべてから意味を奪い
すべてに意味を与える

朝には朝の匂い
夜には夜の匂い

でも、この空の彼方には
朝も夜もないのだ

「永遠」があるなんて云いたがる理由
それは暗闇に対する怖れ
朝も夜もない空間
それは想像できないところ

そこに行ったとき
自分の意識は
ひとつふたつ、ある詩を思い出すだろう
そして祝福の花びらが一枚
詠う人に届けば嬉しい



(作:谷川うみ太郎)
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Commented by mocco at 2009-05-26 21:17 x
>「永遠」があるなんて云いたがる理由
>それは暗闇に対する怖れ
>朝も夜もない空間
>それは想像できないところ

>そこに行ったとき
>自分の意識は
>ひとつふたつ、ある詩を思い出すだろう
>そして祝福の花びらが一枚
>詠う人に届けば嬉しい
うみたろうさんの詩もいいなー。
意識が遠のいても思い出せるような詩を持ってる人は 幸せですねー
意識が遠のく時、私は何を思だろう??
Commented by umih1 at 2009-05-26 23:22
moccoさん
ありがとうございます^^ うみたろうは喜んでます。
”その時”に、感謝しながら行けたらいいな~と思います。
moccoさんの、新しい蓮の絵を見て、言葉でなぞらえることができなかったです。詩って言葉だけど絵でもあるな~なんて思いました。
Commented by 凡愚 at 2009-05-27 09:41 x
でも、この空の彼方には
朝も夜もないのだ

「永遠」があるなんて云いたがる理由
それは暗闇に対する怖れ
朝も夜もない空間
それは想像できないところ

しみじみと深い詩ですね。もしかしたら我々に永遠というものを感知する能力がないだけなのかもしれませんね。朝とか夜とか、今とか過去とかあなたとかわたしとか。自分を基準としなければ全ての事を識別できないんでしょうね。だからこそ愛おしく、だからこそ切ないんでしょうかねwww
Commented by umih1 at 2009-05-27 21:27
凡愚さん
ありがとうございます。言葉を綴っていくことは、まるで連想ゲームのようです^^
永遠というのものは、とぎれない時を意味するのでしょうが、現実的な生き物にとっては、永遠とは命のリレーを意味するのかな~と思います。
凡愚さんのおっしゃる通り、自己を基準として思うことなんでしょうから、単純に、しかし想いをこめた命のリレーなんでしょうかね・・。
笑って泣いて怠けたり頑張ったり・・・あたりまえの日々を愛おしく感じ続けられる・・・それはやはり暗闇に対する怖れがあるからかもしれませんよね。
Commented by kisaragi87 at 2009-05-28 07:54
>そこに行ったとき
 自分の意識は
 ひとつふたつ、ある詩を思い出すだろう・・
 
ここが好きだな、うみ太郎さんの詩、いいなあ^^
谷川俊太郎さんの詩ね、ずっと前に書いたことがあるのだけど、仕事をしていた頃の母の思い出と重なる詩があるんですよ、うみちゃんはお父さまの面影が重なるのね。
「詩人へ または、詩へ」 というタイトルも好きです^^
Commented by umih1 at 2009-05-28 20:52
kisaragiさん
ありがとうございます^^
谷川さんの魅力って、軽い部分もあり深い部分もあり、好奇心もあり面倒だな~という感覚もありで楽しくて哀しい・・・からかな。。
3回も離婚している、という部分にも、何故か尊敬の念を抱いております(笑。
如月さんのずっと前のその記事、ぶらりぶらり散策しながら探します。
宝探しみたいで楽しいかも^^
by umih1 | 2009-05-25 21:30 | | Comments(6)
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